2.
長色場のシステム エネルギー特性 現然から必然へ
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極限,
時空系, 球対称, 光
錐体三原色のL |
色相の全系列の原点である菫Vの対極に位置する補色がこの長色の始まりの黄である。
したがってその特性は菫のそれと最も対照的で、且つ同相性がある。
深奥の、最も暗く潜勢的で、無と有との境にゆらぐ超越的なVの「存在論的価値」に対してこの黄は頂点にあって光に充ち、顕勢的であり、球対称の空間(三次元)を無限大に展開している、いわば一般普遍の「価値体系」である。
この無限はVのそれに対して「量ある無限」、つまり閉じた無限である。 一様・等方で対称性の象徴といえる空間と光(電磁エネルギー)が平衡飽和の場である。
植物でなら胞子、つぼみ、あるいは開花の色、いわば質的個体(光子もこれ)の無限の展開、拡張放射の透明な時空である。
こうして長色系列の具体的現実を支える相対的時空が構成される。


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実質量, 個体発生, 物体,
組成, 独立
色覚反対色四原色の一, 色料三原色の一 |
この黄は顔料名でカドミウムY.クロームY.にあたる実質的作用の強い色である。
およそ色宇宙原領域の三つの慣性系、垂直面(YZ面) 水平面(XZ面)、そして立面あるいは正面(XY面)を超える時は、何らか平衡(対称性)が破れる。VからVBヘ、エメラルドGからGヘ、そしてこの第三の、レモンYの平衡の壁を超えてxyzとも(+)の領域に移項し、相転位が生じる。
物質(質量)が組成され、質量的個体・物体が誕生する。原領域の無限の質量的力に対して有限の、独立した領分が生れる。 物質と力と、空間と光との合成である。
レモン黄の開花放散に対しては、この黄は交配結実の場といえる。
そしてこの相対的な質量の構成と独立 個体発生は、色宇宙の遠心膨張の慣性系を、求心収縮に転向させる契機となる。
渦動重力の圧力と角運動量による遠心力によって展開されていた時空の系列が、この新しい質量の生成による重力相互作用によって求心力の場に転じていくのである。
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活動,
相互作用場 |
個体化し、分化独立した質量相互は、大域的な時空の流れに運ばれながら、それぞれの質量的力によって相互作用場を成していく。
このYR(オレンジ)は力の不連統線である青の対極にある補色である。力だけがわたっていく波動の青に対して、具体的な時空と質量的力による相互作用場である。
要素的な質量と力の分化と連関によって相互に重力と圧力を働き合うダイナミックな活動(四次元)の場である。 青が量子力学の宇宙とすればこれはマクロの相対論的場である。
したがってこのYRは何らか個別的で、相対的数多的な場でその冴えを増す。たとえば果実、紅葉、花火など
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力動的均衡(ダイナミックバランス),
多の統一場, オーガニズム
光学三原色の一(橙味赤), 色料三原色(顔料)の一 |
オレンジの相互作用場は、これを構成している個々の質量を活性化し、その複合、群化、淘汰のダイナミズムを通じて組織化を促す。
こうして多の統一場 多様な質量と力の作用場を機能的に綜合統一する多元宇宙 の有機的体制(オーガニズム)が生れる。 これが赤の場である。
この色相は図(第6回)に見るように、数量と位相・内的形成や核構造を特性とする青緑(短色3)の補色である。
青緑は一次元、赤は四次元であるが、質量と力による相対性(2) 相関性(3)による「場の種類と慣性系」というシステムは同相である。青緑をコスモスとすれば、赤はその原埋の実現であるユニバースである。さらにこの色宇宙全体を構成しているのもそのコスモスとユニバースの原理的システムである。こうした階層構造のシステムを「自己表現体系」という。赤の時空は、銀河系や大宇宙の、質量と力の多層的、多元的統一場のダイナミック・バランスに対応するシステムである。
自然現象としては物理的・化学的な相互作用の複合・重合による場の充実・飽和の諸相として現れる。 花や果実もそれである。
尚、ニユートン、ゲーテ以来色体系が、赤系を第一色とするのは、一つには赤は刺激度が大であること、その現実的表現力であり、その感覚の問題である。一説では西洋人の色覚は赤に特に敏感であるという。
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綜合的変換,
機能系, 循環系
色覚反対色四原色の一 |
この赤は紫味を帯びたいわゆる紅色とか牡丹色であり、色宇宙慣性系の水平面あるいは地平面(xz面)の、gの対となる境界色である。
そのgは「量と位相(意味内容)」の二次元超平面であるが、この色は「相互作用と機能」という高次元系である。
多元宇宙である赤のダイナミック・バランス(ものの集まりに生じた相互作用場の多の統一)は外延的全体であって、価値と因果律(自然弁証法)が形成した体制である。社会体制でならコミュニティにあたるが、もう一つ、その機能を一般化した「機構(内包的統一)」によってつくられるソサエティ(合目的的社会)がある。
この r の機能系は、そうした現実の経験法則によるゆるやかな変換(淘汰)に対して、「創造的綜合」といった変革を可能にする。
したがってこの地平面を超えた時空(yzが負の領域)では、黄から赤までの具体的形態や現実的メカニズムが、異なる原理によって変換(デフォルム)される。 第四の相転位の境界 「因果の地平」である。
因みにロマン派の経験的現象学のゲーテ色彩論が、三原色中最高位としたのがこの真紅色である。
自然では夕日や、ものの燃焼、紅葉など、静的な質量からエネルギーヘの相転位の境界に見られる。 
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変革,
変容, 相転位
色料三原色の一(インク) |

多元宇宙である赤の場が、r の地平面を超えて沈むと、そこは爛熟の時空 赤紫の場である。
赤の「質量とエネルギーと時空」との力動的均衡(ダイナミック・バランス)が、それらの機能による必然で変容していく。 時空は歪み、物体とか領域といった具体的な特性は解放され、機能が時空を再構成するのである。
したがってものの個体性を支えていた質量や形式は解放され、空間的な方位とか数量も意味をなさない。赤の場を形態(フォルム)というがこの時空は価値転換・再創造によるデフォルムの場である。そうした場では緑から赤までの物理的約束・因果律が通用しないのである。
平衡・相称の象徴といえる定常的な「緑」の補色(対極)であるこの場は、その平衡・相称が作用や効率という機能原理によっている「超対称性」の宇宙といえるだろう。
こうして、具体的な観点(水平面上の論埋)から見れば、この高次元の時空はゆがみ、核分裂し、全体系のバランスが崩壊し変質変容の場となる。全エネルギーの解放、燗熟や完全燃焼を来たすのである。天体なら末期の赤色巨星 これが赤紫の姿である。
補色の緑が全色列中最も静的に一つの領分を画するのと対照的に、最もゆらぎの激しい(超長波長色と言おう)エネルギーのるつぼであり、いわば世紀末の飽和の色である。
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昇華, 超越, 無化
長色系から短色系への境界 |
世紀未の燗熟・燃焼(赤紫)の極みに必然するのがこの紫(パープル)である。
菫に始まったある質と力の遍歴 生成・進化・展開・変革の時空系列 がその果てにすべてを超越・昇華するときをむかえる。
あらゆる物質と力が領域の拡充・進化に働いていた青春の緑黄GYの対極(補色)にあって、短色・長色の境界点でもあるこの紫の時空は、無限への縮退・還元へのゆらぎが共振、連鎖反応していく「負の拡充進化」の場である。
そしてガス状の暮色と化したこの場は無限超越の暗黒の核心領に沈んでいく 色宇宙全体系の昇華の場である。
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